「海苔」へのこだわり

70年を越える海苔店のこだわり

Since 1949

みのり工房遠藤海苔店は、1949(昭和24)年12月、福島県相馬市に遠藤海苔店として創業しました。
以来、格別の海苔の風味にご満足いただけるよう、たゆまぬ研鑽を重ね、
70年を越える海苔店の歩みを続けております。
現在は、有明、瀬戸内、宮城などの国内有明産地からから納得できる品質の海苔を仕入れ、丁寧に火入れ、本焼きを行い、
風味豊かな選りすぐりの焼き海苔、味海苔として、お客様にお届けしております。



海苔はタンパク質、ビタミン、カルシウム、ミネラル、鉄分を含む健康食品です。
私たちは、安全安心で、質の高い海苔を食卓へお届けするため、
入札・仕入れから製造・販売まで、一貫した自社体制を整えております。
日本の豊かな海の恵み、おいしい海苔をお召し上がりいただくための
当社の「こだわり」をご紹介します。

自社製造こだわりのポイント

Kodawari


目利きによる仕入れ


海苔の有名産地から品質の良い海苔を厳選して入札

有明海、瀬戸内海とともに、国内最北の生産地宮城県仙台湾の上質な海苔にこだわり、納得できる海苔を入札し、仕入れを行います。
海苔原料の良し悪しを見極める仕入れの「目利き」は、仕上がった焼き海苔の旨みや香り、味わいを左右します。みのり工房では、海苔店としての70年にわたる経験をいかし、より品質の高い海苔原料を仕入れています。


新海苔の味わい


手間と時間をかけた火入れと厳重な品質管理で、1年中新海苔のような風味

入札で買い付けた海苔原料は手間をかけて「伸ばし」、「乾燥(火入れ)」と呼ばれる後処理を行って余分な水分抜き、厳重に冷凍庫で保管することで、1年中新海苔のような風味と口どけの良い美味しい海苔を味わえるようになります。
弊社では、こうした「伸ばし」、「乾燥(火入れ)」の作業を丁寧に行い、納得のいく品質の海苔を提供できるよう努めています。


熟練の技


海苔質に応じた高温での焼き上げ

おいしさを閉じ込めて冷凍保存した海苔は、受注してから本焼きの作業を行います。熟練した職人が海苔原料の産地や等級によって微妙に違う海苔質を見極め、適切な高温で最良の焼き海苔にしっかりと焼き上げます。


風味を保つ


風味を保つため海苔を小分けに

使う分だけを開封できるよう、全型海苔なら10枚ずつ小分けにして袋にパッキングすることで風味が保たれるようにしています。(チャック袋付)
その分、製造の手間はかかりますが、開封後も海苔をおいしく召し上がっていただくことができます。

海苔ができるまで

Making Seaweed

海苔の養殖について


海苔生産者の1年

海苔は自然の産物です。海苔生産者は1年を通して海に向き合い、天気や気候を考慮しながら、最良の海苔の収穫を目指して養殖に従事しています。
冬の種付けに向けて海苔網の手入れなどの準備は春から始まります。

●採苗:9月頃までは種づくり。種は、貝殻(主に牡蠣殻)の中で育つ目に見えない小さな糸状体で作られます。1月~9月の間、陸上の水槽で培養されます。
このノリの種を海苔網に付着させるのが「採苗(さいびょう)」です。
●育苗:9月下旬頃から毎朝早朝の海で海苔網の管理を行い、海苔が元気に育つよう手間暇をかけます。
●育苗・巣張:育苗した網は、冷凍保存し、水温が冷たくなったら、今度は網を1枚ずつ海上に出します。約3週間ほどで収穫できるくらいに育ちます。
●収穫:10月下旬頃からようやく収穫です。海苔が15cm前後まで育つと、海苔の摘み取り作業(摘採)を行い、3月末頃に海苔養殖は終了します。

収穫期、海苔は種付けされた網から10回ほど収穫されます。最初に収穫されたものが「新海苔(一番摘み、初摘み、秋芽)」と呼ばれ、柔らかく美味しい海苔になります。

●乾燥・二つ折り:海苔は生産者が1次乾燥を行い、二つ折りにして100枚ずつ結束し、地元漁業組合に持ち込まれます。そこで選別等級付けされた「乾海苔(ほしのり)」が入札会に出品されます。

入札会が行われるのは、冬から早春までの短い期間です。私たち海苔業者はその間に1年分の海苔を仕入れて保管し、年間を通しておいしい海苔を提供するために独自の工夫をこらして仕事をします。


海苔生産者
乾海苔




乾海苔の仕入れ


産地にこだわり、品質にこだわる

海苔は各地の漁協が主催する入札会で入札権を持つ業者だけが購入できます。
当社では、特に海苔の代表的な産地である有明海、瀬戸内海の海苔と、国内最北の生産地宮城県仙台湾のみちのく寒流海苔にこだわり、質の高い早摘み海苔の仕入れに努めています。
入札会場では、長年の経験をもとに海苔の見付け(品定め)を行い、納得のいく乾海苔(ほしのり)を入札します。
※乾海苔とは、焼き海苔の原料となる二つ折りの海苔のことです。

入札時の乾海苔



伸ばしと乾燥


海苔屋の本領 その1

乾海苔とは、生産者によって二つ折りにされ、一次乾燥が施された状態の海苔を指しますが、その段階ではまだまだ水分が多く含まれているため、落札した海苔業者は「伸ばし」と「乾燥(火入れ)」の作業を行います。水分が多く含まれていると香りも抜けてしまい、保存にも適さないからです。
弊社では、海苔の個性を左右する大切な作業として、大手では難しい手間と時間をかけ、味、色、香りや食感、すなわち美味しい海苔の魅力を引き出すよう、細心の注意を払って作業をしています。
また、入荷した海苔はそれぞれの状態を見極めて再選別し、最適な用途に振り分けます。

●伸ばし:二つ折りの海苔を真っすぐに伸ばして、本焼きしたときの焼きムラを防ぎます。

●乾燥:低温でじっくりと2次乾燥を行って水分量を落とし、香りや風味、食感を保って長期保管できる状態にします。火入れと呼ばれる作業です。

●再選別:漁協が等級付けした海苔を社内で再選別し、業務用や贈答用などの用途やブランドに振り分けます。

 
「伸ばし」と「乾燥」の作業をした海苔は冷凍し、適切な環境で保存します。厳重な保管管理によって、1年中新海苔のように風味と口どけの良い品質を保つことができます。




本焼き


海苔屋の本領 その2

海苔の本焼きの作業は、海苔製造のいわば心臓部にあたります。
弊社では、供給機~焼加工~形状検査~異物検査~センサーカウント~指定枚数のチドリ取りまでフルオートメーションを導入しています。
それでも、微妙な焼き加減を見極めるためには、人の目がどうしても必要です。当社では、熟練した職人が産地や等級によって異なる海苔質に応じて、高温で焼き上げています。
 
本焼きは、ご注文をいただいてから焼き上げる完全受注製造で、香り、風味、パリッとした食感、口どけの良さを引き出して焼き上げ、美味しい海苔に仕上げます。
弊社では、塩のり、味のり、七味のり、ふりかけ味のりや、もみのりといった多種類の海苔商品も製造しています。味付けの加減や焼き具合をていねいにチェックしながら作業を進めます。
 
工場内は、専用の再熱除湿機を使用して製造中の温度・湿度管理を徹底し、常に最適なコンディションを維持します。

海苔の焼き加工


海苔工場の温度・湿度管理

海苔の加工と手詰め


一貫した自社体制へのこだわり

美味しさと香りが際立つ海苔を安心してお召し上がりいただくために、弊社では、加工から梱包、検品、出荷まで、自社の一貫した生産体制を整えています。

加工とパッキング

焼き加工を終えた海苔は、人の目による検品を行い、パッキング作業を行います。
全型サイズの海苔を専用の断裁機で各種類のサイズにカットして手詰めし、ヒートシーラーで密封します。
手詰めの作業は、包装機のスピードに比べると大幅に生産能力は下がりますが、お客様のご要望に沿って多品種の商品製造を行うため、一つひとつを手作業で行います。
特に缶に海苔を手詰めすると、缶の中のぎっしり感がとても喜ばれます。

ギフト商品のセットアップ

ギフト商品には、慶事、仏事、など、各種贈答返礼の詰め合わせ商品をご用意しています。
本社2階の梱包室で心を込めてセットアップを行います。
熨斗、お礼状を添えた包装にも対応しています。


包装作業

海苔・お茶にこだわる業者さまへ

For Professional

寿司、仕出し、和食店、旅館、ホテルなどの皆さまにもご納得いただける上質な海苔(焼き海苔・味海苔)を業務用としてお取り引きいただいております。
海苔店ならではのお取り扱い商品や、お取り引きに関わるご相談なども承っております。
また、選りすぐりのお茶の商品提供、お茶販売店様への卸しも行っております。是非とも、お問い合わせ下さい。
 

海苔にこだわる業者さまへ
お茶にこだわる業者さまへ

お問い合わせ・資料請求フォーム


楽天「みのり工房 匠」

Minori Koubou Takumi

個人の方の商品ご購入サイト

楽天ショップへ